前回紹介しきれなかった舞台スタッフ(通称:裏方スタッフ)を紹介していきます
キャストは「花」裏方スタッフは「根」
しっかりとした「根」がなければ「花」は咲きません
スタッフキャストは一心同体です
舞台スタッフの仕事
舞台監督 ここが今回の私のポジション
舞台進行の責任者
各スタッフのまとめ役
ゲネプロと本番は舞台監督の仕切りとなります
舞台スタッフの作業日程の完了
スタッフ会議の招集
舞台監督補・舞台監督助手
舞台監督の補助
上手下手、花道等に分かれて、役者の出はけや舞台転換の指示、小道具の確認を確認を行います
照明プランナー 1名(専門性高)
舞台照明のプラン作りを行います
照明班 3~4名
仕込みは照明班全員で取り組みます
照明卓の操作やピンスポットの操作などに分かれます
音響プランナー
効果音やBGMの選曲、音作りをを担当します
音響班 4~5名
稽古場での音出し
公演の音響卓の操作、台詞のマイクによる収音・拡声操作
ワイヤレスマイク担当:役者にマイクを設置(衣装部が兼任することも)
舞台美術プランナー 1名(専門性高)
舞台美術プランの作成
舞台図面の作成・大・小道具作りの確認(演出と共にイメージに合っているか等)
大道具班 6~10人
美術プランに基づく大道具作り・模型作り等を作成
舞台転換や吊り物の操作等、大きな道具装置の移動設置
小道具班 4~8名
小道具(舞台装飾用や持ち道具)の調達・作成
持ち道具(役者が身に着ける道具)は衣装班が担当の場合もある
立稽古以降は持ち道具を使用する場合が在る為、本番用と稽古用の複数調達の必要もある
※大道具・小道具の作成は役者兼任でも可能
チーフは専任
特殊効果
プロジェクターを使ったスライド映像の映写班
鉄砲やスモークマシンなど
演出部所管舞台スタッフ
衣装メイク班チーフ
衣装プランやメイクプランを作成します
衣装メイク班 6~10名
衣装調達・衣装作成・役者の着付けやメイクの手伝いを行います
特殊メイクやかつらなどが必要な場合は専門家を招くこともあります
劇中歌作曲
誰にお願いするか実行委員会で決定します
作曲に当たっては演出や音楽監督との綿密な打ち合わせが必要
音楽監督
編曲や演奏の指揮を担当
演出の音楽部部のフォローや楽団編成の統括者にもなります
演奏
地域の吹奏楽団や高校吹奏楽部に参加を呼び掛けて編成します
場合によっては和楽器や合唱団も入ることになります
楽団事務
実行委員会事務局と楽団の橋渡しになる事務局側の方です
練習日時や場所の連絡、楽譜の配布など行います
ホール乗り込みの際の運搬車の手配などもあります
市民劇ワークショップを振り返り
と、見てきて頂いた様に実に様々なジャンルで、専門性も高く複雑です
特にプランを決定する職種は、舞台経験が豊富に無いとなかなか素人では難しいです
ですが参加者皆さんのアイディアで物事は進みます
誰もが最初は初心者ですので気兼ねなく参加して経験を積んで行きましょう
回を重ねている方も久々の公演ですし、初めての方への指導をお願いします
みんなで一つとなって進めていきましょう
参考資料はこちら
今回で「市民参加劇ワークショップ」のおさらいは終わりです
本読み稽古も始まりました、7/11日には配役発表・結団式があります
今後は、配役決定会議やポスター構成会議等々、事務局仕事にも少し関わっていきます
7月後半には舞台ワークショップも予定されています
参加の皆様に濃密な数か月が待っている事でしょう
では次回
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