第2回アーツライブいわて舞台監督編

二戸市民文士劇

前回のblogから2週間ほど経過
結局リアルタイム更新はやらずに本番終了…
インスタ(FACEBOOK)には少し載せてましたが、おたおたしてる間に通り過ぎた感じでした
今回は殆ど練習にも行けず名ばかりの舞監でしたが簡単に振り返りながら書いてみたいと思う

昨年のアーツライブではスタッフ育成を主軸に二戸と盛岡での旅公演を通しての演劇活動
私自身は舞台監督としてどのような活動をし、体制を整えていくのかを教えられてきたが、身に付いたかは不明でした…
しかし昨年のイベント活動などを振り返りますと…(詳しくは前のblogで)

一年ぶりのblog更新
2024新年明けましておめでとうございます今年も宜しくお願い致します新年あけての朝、気持ちよく散歩をしていて一枚パシャリ まだ月が残り太陽を受け風雪に飾られた雪の花を咲かせていた と、いうあいさつで始めましたが…一年間放置していました本業が...

昨年の舞台監督教育?が生かされているのか、今までとはかなり違う視点での参加となってたのが実感していました
商工会青年部を通じて、消防団活動を通じて様々な奉仕?活動を行ってきて更にまだ気づいていける部分が有り、改めて昨年のアーツライブでの活動に参加できた事に感謝を…しよう

アーツライブいわて2023 鈴に懸けて&星の王子さま

今年のアーツライブは二戸組で「鈴に懸けて~二戸牧羊史よりケンジ先生ものがたり~」
盛岡組は「星の王子さま 寺山修司作」
鈴に懸けてでは、二戸市の明治期に羊を二戸地域で育成するというかつてない事業を行った方
正直、初めて知りました(詳しい年表はこちらから)

蛇沼政恒年表
蛇沼政恒年表・ 嘉永2年(1849)4月29日   陸奥国三戸郡猿部村の蛇沼舘に蛇沼載氏(のりうじ)と母みゑの長男として誕生。幼名は健次。  母は会輔社を作った小保内孫陸の長女で小保内定身の姉。・ 安政2年(1855)   三戸町の一戸武治...

「鈴に懸けて」の方は朗読劇形式でストーリーテラーはなんと羊
主人公の蛇沼政恒は羊と会話が出来る牧羊師として登場
朗読劇と言っても昨年のと同様にキャストへ動きを加え、歌い喧嘩し集団行動を行い二戸にどのようにして牧羊活動を行っていったかを描いた作品
脚本演出は木下傑超、3か月連続で別々の舞台を作り上げる男(ある意味ヘンタイ…)
実際の稽古も含めて1月半程度での舞台本番だったので本当に時間の無い中での編成だったと思います
キャストも少ない時間の中で本読み・立稽古で苦労が多かったと察します

星の王子さまは昨年4月から盛岡公演・久慈公演に続いて3場所目の公演
演出は岩手アートサポートセンター坂田氏
寺山修司作の代表作もありシンガーソングライターの田口氏が作曲しテーマ曲など全7曲を披露
二戸からは川口氏が主人公点子役で出演、昨年のアーツライブでは音響担当
演劇を拝見して「鬱になりそう」と言っていた川口氏を思い出した、この戯曲

と、こんな組み合わせで良いのかと思いながらの2公演2ステージの舞台監督が今回の任務??
劇の方は演出様方が仕上げて来るので観客席の組み込みや本番スケジュール管理が今回の仕事
ただ今回は自身のスケジュールがうまく噛み合わず皆様に丸投げ…
会場設営の箱入り日と「鈴に懸けて」の通し稽古2回しか参加できず申し訳ない気持ちしか無い
地元での生涯学習フェス演劇のお手伝いも中途半端になってしまいこちらに申し訳ない…

箱入りは本番1週間前に客席組からスタート
今回は二戸市民文化会館中ホールでの開演の為、客席は平場で見やすくするために階段状に山台を作り客席を作る所からスタート
約100名の席を午前中でくみ上げ、午後からは盛岡組が舞台設置
塗装した段ボールを積み上げ壁として人が出入りできるタンスや風呂場を組んでいく
箱入りは本番1週間前に客席組からスタート
今回は二戸市民文化会館中ホールでの開演の為、客席は平場で見やすくするために階段状に山台を作り客席を作る所からスタート
約100名の席を午前中でくみ上げ、午後からは盛岡組が舞台設置
塗装した段ボールを積み上げ壁として人が出入りできるタンスや風呂場を組んでいく
同時に照明の仕込みを行い一日かけて設置完了

手前側にひな壇を作って客席に。設置する道具類が散在して急ピッチに作業は進む

翌日朝から午前中盛岡組・午後から二戸組と場当たりしながら通し稽古
急ピッチで舞台が仕上がっていく様は関りをもって何度も見て来た光景
最初は大道具班だったから吊物の仕込みとしていると始まりだなーと思っていたけど
まっさらな舞台を様々な道具で埋めて照明が灯り舞台が仕上がってきて、これから本番を無事に終えてまっさらな舞台に戻すまでイメージがしっかりと脳裏に浮かぶ自分を見つけ心の中でクスクスしている
慣れって怖い…😱😱😱

二戸組「鈴組」の稽古風景シンプルな舞台だからごまかしがきかない。光と音で舞台を演出

会館休業日を挟み火曜日より稽古再開
火曜日と水曜日は自身も参加可能だったので場当たりからの出ハケの確認等を最初に行い止め通し稽古しながら演出が「あーでもない。こーでもない」と悩みながらみんなで稽古
本当に時間の無い中で沢山詰め込みながらも皆で良い物を目指しているのがよく分かる
水曜日に通し稽古を自身も確認して少し流れの悪い部分の指摘や、時間が無いのを判りつつも演出にBGMの追加を要求
ステージがシンプルなだけに変化を感じられないと平坦な流れを作ってしまいがちになりそう
変化は光と音とキャストの台詞でしか出せないので足りない音を要求
無茶振りにも関わらず取り込んでくれた木下君には感謝!

本番前の稽古参加はここまで
金曜にはランスルー(早巻きで本番の流れを確認)の予定もあったのですがやむなく欠席
本番は無事に終われる様祈りつつも仕事をこなして更けて行く

本番開始

本番当日
9時に会館入りして舞台をチェック、朝ミーティングを行ってまずはゲネプロに向けての準備
「昨日ランスルーしたの?」の聞くとしなかったって返答が…やっぱりね
盛岡組は前日から入館しているが稽古の数が少ないのでそっちが優先になったそうで。そうなるよね
なのでゲネプロが初のアーツライブ公演での通し稽古
相変わらずのぶっつけ本番ですな…他もこうなのかな?

各舞台の最初のqueを出せば後は1時間ほど大動きの無い私は客席に座ってじっくりと観劇
前段で無茶振りさせた「鈴に懸けて」のBGMもしっかり入ってクライマックスに向けたスピード感もばっちり
こんな短期間で仕上げるなんて流石!としか思わなかった
盛岡組もやはり3度目の公演となると見ごたえがあり素晴らしい出来と思い、この素晴らしい公演を私ごときが舞台監督なんてやっていていいのか?と自問したり…

ゲネプロ中の鈴に懸けてクライマックスの歌のシーン。朗読劇なのに立って歌って振付まで!
点子が縛られもがくシーン。舞台照明の効果はやっぱりすごい
舞台が崩れ嘆きながらのクライマックス。友善さんのリズムが場を奏でる

ここまでくると午後の本番、翌日の本番の2公演は大きなトラブルもなく無事に終演を迎える
ただ最終日の午前中は各舞台とも最終調整と言わんばかりに空き時間を目いっぱい使ってダメ出し修正している!!
演劇は何回も見るのが面白いと言われる所以でしょうな。
ブラッシュアップして2度と同じ演劇には成らない、必ず変化しそこを見つけて観客も楽しめる
手弁当で稽古に励み幾日にも渡ってモノ作りをし、様々な特技を持った一人ひとりの力を合わせて舞台という名の場を作る
その中の一人として今回も参加が出来て良かった。ここで得た事を次に生かしながらまた活動をしていきたい
そう思った最終日でした

本番5分前の鈴組の皆さん。これでラスト。でも終わりは次への始まり

今回の公演では「星の王子さま」初演ヒロインである石井くに子氏がゲストとして来館
アフタートークの場を短いながら設けさせて頂きました
その中でおっしゃいた
Q「なぜ演劇をやろうと思ったのか」
A「ボランティアとしてお客さんを笑わせて活動できる場が演劇だった」
との発言にすごく共感いたしました
地域起こしとしての歴史の深堀・郷土の成り立ちの勉強の場として
また個々の持つ能力を合わせなければ成り立たない演劇に協力出来る事を大切にして次への布石にして行きたい気持ちを胸に仕舞い、今日はここまでとします
次は翌週の軽米生涯学習フェス演劇でのお手伝いです
また気が向いたらば更新します

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