本年の二戸市民文士劇の題材は、コロナ禍の中で「朗読劇 相馬大作物語」と銘打ち公演を行った
さて、朗読劇とはどんな演劇っだたか、思い出してみたい
朗読劇 相馬大作物語 あらすじ
時は江戸後期
蝦夷地をロシアに攻め込まれていた日本は北方の守りを南部藩と津軽藩に託した
侵略は辛くも防いだものの200年の積年の恨みがあり、対立が激化した南部と津軽
相馬大作は南部福岡に生まれ、江戸の地で修行に明け暮れていた
「講武実用流」の兵法を学び、免許皆伝となって帰郷する
帰郷後、「兵聖閣」の名の兵法鍛練所を設立
門弟を増やし、次のロシアとの戦に備え人材を育成した
南部藩よりお手持ち金を頂き運営を行なっていた
賄賂をばら撒き見境なく増長する津軽
対立が激化する中、南部当主南部利敬が死去
失意の利敬の「憎き津軽を打ちたおす武士はおらぬか、南部の中に大石内蔵助はおらぬか」と津軽の憎しみを抱え身罷れる
南部藩の面体を考えた代官は相馬大作に津軽当主の暗殺を依頼する
当初は渋るが結局引き受ける事となる
そして大作は闘いの地へ赴く、深慮を抱きながら…
語りだけではない朗読劇
これを数名の役者が語りながら話は進んでいきます
コロナ禍という事で、距離を取りながらどう観客に見せるか検討した結果、演者は動かず座りながら本を読んで行きます
「なんだ、語りを聞くだけか」と思われるかも知れません
役者の動きがない分舞台制作は少なかったのですが、音響照明は効果を持たせたい為、例年より特に熱が入っていたと思います
演奏は吹奏楽団、地元太鼓演奏団体が生音で音楽を奏でる
祭り衆による音頭揚げや役者の独唱などもあり、それはもう演劇です!
公演終了後、ここまで演ったので有れば、普通に舞台公演にしても良かったのじゃないかと思う程でした
今年の演劇は昨年からの続き
今年の二戸市民文士劇は相馬大作没後200年祈念の元、「新説・相馬大作」として今までに無い新説を描く舞台となります
二戸市民には、「また大作かよ」と思われるかも知れません
しかし、江戸は昔、事実と真実は異なるかも知れません
異なる真実は闇に葬られた出来事かも知れない
そこに耳を傾けて頂ければ違う真実が見えることでしょう
是非観覧いただきたいと思います
10月8・9日お待ちして下ります
そして
舞台スタッフで内から参加しまてみませんか?
観客からは見えない感動がある!創り上げる喜びが有る!
演劇スタッフは本番当日だけではないので時間は頂戴します
しかし頂く時間以上の達成感があります
お手伝い頂ける方大募集です
コメントください
では次回
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