演劇にかかわるなら知っておきたい稽古用語

二戸市民文士劇

前回と似ていますが今回は稽古用語
紹介した順で稽古は進みます
主にキャスト(出演者)に関わる部分です

稽古用語

ダメ出し
  演出家が行う
  演技から舞台・音響・照明・小道具・衣装などすべてにわたる指摘や注意点、是正すべき指示

本読み
  台本を読み合わせ稽古をする事
  この読み合わせで台本の背景や構成をイメージしてもらい全員に共有したい

読み合わせ稽古(テーブル稽古
  演出家の元で台本をキャストが読み合わせる
  台詞の意味や、台詞の受け渡し(掛け合いや対話)の確認をしていく

半立ち稽古
  台本を持ちながら立って稽古すること
  次述の立稽古の過程で役者が台詞を覚えるまでの稽古

立稽古
  台本を持たないで行う稽古
  衣装や手持ち道具も仮の物を使うのが望ましい
  ここから本格的な演技づくり、演出からの具体的な指示が行われる

抜き稽古
  一部分を抜き出して集中的に行う稽古
  錬度の低い所やゲスト枠が参加する場面等を集中的に行う

通し稽古
  最初から最後まで、ダメ出しや小返しをせず行う稽古
  音響や舞台スタッフも立ち合い行う事が必要
  ダメ出しは終了後に行う

場当たり
  舞台上で演技する場所や出ハケの確認をする事

舞台稽古
  本番前に行う実際の舞台を使っての稽古
  照明や大道具の転換も行われ、総合的な舞台でのけいこ
  本番1月前には一度舞台を使って仮組してからの稽古もある

ゲネプロ
  本番直前の舞台稽古で、すべて本番通りに行われる

香盤表
  演出者の出ハケや衣装・持ち道具の一覧が記載せれている表
  どの場で、どんな衣装を着て、どんな道具を持って、どこから出て、どこに退場するか
  一目でわかる様になっている

以上のかたちで稽古は進行していくと思います
用語集というよりは稽古の進捗についてのお話でした
では次回
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